― フォローアップ講座で起きた、静かな変化 ―
先日、
院内研修とその後のZoom講座を何度か行ってきた歯科医院さんの
フォローアップ講座を行いました。
参加されたのは、歯科衛生士のスタッフさんお二人。
これまで
- 子どもへの声かけが難しい
- 何から手をつけていいかわからない
- 写真がなかなか集まらない
そんな悩みを抱えながらも、
「続けたい」「ちゃんと見られるようになりたい」
その思いを持って、今回も参加してくださいました。
写真を見る時間、でも「正解探し」はしない
今回は、
事前に提出してもらったモデルクライアントの写真を使い、
一緒にボディリーディングを行いました。
ただし、
・評価しない
・改善点を探さない
・正解を出さない
見るポイントはひとつだけ。
そして何より大切にしたのは、
先にスタッフさん自身の言葉で話してもらうことでした。
「できない」から「見えてきた」へ
印象的だったのは、
スタッフさんが次々と話してくれたこと。
- この子にどんな声かけをしたか
- 実際にやってみてどう感じたか
- 姿勢をどう見たのか
- 次はこれを試してみたいと思っていること
以前は
「うまくできない」
「自信がない」
そう口にしていた方たちが、
今回は
自分の体験として、姿勢を語っていたのです。
褒めたのは「結果」ではなく「見る力」
そのとき私が伝えたのは、こんな言葉でした。
「よく姿勢を見ることができるようになりましたね」
上手にできたかどうかではなく、
成果が出たかどうかでもなく、
“見る力が育っている”ことを、
そのまま言葉にして返しました。
すると自然に、
「次はこれについてやってみようと思っています」
そんな前向きな言葉が返ってきました。
教えすぎないことで、動き出す
振り返ってみると、
この時間で一番大きかったのは、
私が教えすぎなかったこと
だったのかもしれません。
教え足せば足すほど、
人は動けなくなることがあります。
でも、
安心して話せる場があって、
自分の気づきを言葉にできると、
人は自然に次の一歩を決めていく。
その過程を、
今日ははっきり見ることができました。
フォローアップ講座という「伴走の時間」
この医院さんは、
講座リニューアル前に引き受けた医院さんです。
だからこそ、
私にとってこの時間は
「サービス」ではなく、
移行期間の伴走。
一緒に橋を渡りながら、
次の形へ向かうための時間です。
静かに、でも確実に。
現場の中で「見る力」は育っていく。
そんなことを、
あらためて実感したフォローアップ講座でした。

