子どもの姿勢をよくしたい。
その想いを持つ歯科医院や医療従事者の方は、とても多いと感じています。
けれど実際の現場では、
「どう声をかけたらいいのか」
「なぜうまくいかないのか」
そんな壁にぶつかることも少なくありません。
私が姿勢講座でお伝えしていることは、
いわゆる“姿勢指導”の前にあります。
それを、現場では親しみを込めて
**「マダムモーリーの姿勢講座」**と呼んでくださることもあります。
マダムモーリーの講座で、最初に扱うのは
子どもへのアプローチではなく、大人自身の自己調整です。
自分の呼吸。
自分の姿勢。
自分の緊張や力み。
それが整わないまま関わると、
子どもは無意識に“闘争・逃走反応”を起こします。
言葉ではなく、身体の反応として。
呼吸を整え、
落ち着いた状態で子どもを見る。
そのうえで初めて、正しい姿勢や呼吸の仕方といった具体的な話が生きてきます。
姿勢は、指導するものではなく、
安心した結果として現れるもの。
子どもの姿勢を変えたいと思ったとき、
まず整えるのは、私たち大人のほうなのかもしれません。

