小児歯科では、
お口のトレーニング(MFT)に
取り組んでいる医院も増えてきました。
そしてその中で、
「姿勢も大事ですね」
という話も、
少しずつ広がってきているように感じます。
実際に、呼吸や口腔機能を考えるとき、
体の使い方はとても大切です。
ただ、子どもに関わっていると
もう一つ大きな要素があります。
それは
子どもが安心しているかどうか
ということです。
同じ説明をしても、
すぐにできる子と
なかなかできない子がいます。
その違いの一つに、
安心しているかどうかがあります。
家庭では、
親が心配するほど
子ども自身はあまり気にしていない
ということも少なくありません。
姿勢や呼吸の問題は、
子どもにとっては
まだ実感しにくいものだからです。
そのため、
親子の関係の中では
体のことを伝えるのが難しくなることもあります。
だからこそ歯科医院では
子どもが安心して体を使える環境
がとても大切になります。
お口のトレーニングも、
姿勢も、
安心できる環境の中でこそ
子どもは体の感覚を受け取りやすくなります。
そしてその環境は
設備や方法だけで作られるものではありません。
関わる大人の状態や、
その場の空気感
にも大きく影響されます。
子どもはとても敏感に、
その場の雰囲気を感じ取っています。
体を「直す」のではなく、
安心して体を感じられる経験。
子どもが
「自分の体はダメだ」という物語を
抱えずに済むように。
歯科医院という場所が、
そんな学びの場になればいいと
私は思っています。
歯科と神経系シリーズ
歯科と神経系① 呼吸
歯科と神経系② 姿勢 ― ゼロポジ®︎ ―
歯科と神経系③ 安心
歯科と神経系④ 親子 この記事
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