
私は以前、
150%の力で生きていました。
海外から帰国するタイミングで家を建て、
引っ越しをして、
子どもたちの学校を整え、
新しい生活を立ち上げる。
夫は仕事で忙しかったので、
そのほとんどを私一人で動いていました。
今振り返ると、
よくあれだけのことを
やっていたなと思います。
本当に、
すごいエネルギーで動いていました。
でもそのあと、
体が止まりました。
パニックを経験し、
まるで人生に
強制ストップがかかったようでした。
それは
「半分のスピードで生きなさい」
と言われているような感覚でした。
でも私は、
150%で生きることに慣れていました。
だから
すぐにまたギアを入れたくなる。
また全力で走りたくなる。
その衝動を抑えることが
とても難しかったのです。
その頃に出会ったのが
ロルフィングでした。
体に触れ、
呼吸を感じ、
重力との関係を感じる。
そうやって体を観察していく中で、
少しずつわかってきたことがあります。
それは
70%くらいの力の方が
体はうまく働く
ということでした。
150%で走っているときは、
とにかく前に進んでいました。
でも70%になると、
体の声が聞こえるようになる。
そして
人の体の変化も見えるようになる。
不思議ですが、
体が回復してくると同時に、
またロルフィングのセッションを
受けたいという人が現れるようになりました。
以前のように
たくさんのセッションをするわけではありません。
でも今は
必要な人が
必要なタイミングで
現れているように感じます。
私は最初から
体の感覚がわかる人ではありませんでした。
むしろ、
体の感覚がよくわからない人でした。
だから今、
「感覚を聞かれてもピンとこない」
「感じようとしてもよくわからない」
という人に出会うと、
大丈夫ですよ、と
自然に思うのです。
体の感覚は、
すぐにわかるものではありません。
一度体験すると、
その感覚は神経系の中で
時間をかけて育っていきます。
だから私は、
子どもの姿勢を「直す」ことを
目的にしているわけではありません。
子どもが
「自分の体はダメだ」
という物語を
抱えなくてすむような環境を
整えていきたいと思っています。
150%で走る人生から
70%で深く生きる人生へ。
体はその変化を、
ちゃんと知っているのだと思います。

