圧迫骨折とは、背骨の1部がくしゃっと潰れてしまう症状です。
胸椎9番とはこのイラストの赤い部分、肩甲骨の逆三角形の下の尖ったあたりの背骨なので、腕の使い方で負荷がかかりやすい場所になります。
男性は両手で35キロのものを持って前屈みで作業中に「グシャっと」体の中が壊れてしまった様な感覚があった後、痛みが生じてきたとのこと。
病院で胸椎圧迫骨折と診断され、しばらくすると痛みは軽減されてきたが、毎日午後3時ぐらいになると背中が重だるくて痛みが酷くなるのを心配してセッションに来られました。
重いものを持つときは、両腕だけで持つとダイレクトに背骨に負荷がかかるので必ず「腰から持ち上げる」ことが大切です。
今回はたまたま重いものを持ったのがキッカケになりましたが、元々の姿勢のパターンが胸椎に負荷がかかっていたため、起こるべきして起きたのかも知れません。
いわゆる猫背姿勢、ストレートネック、パターン。
この姿勢のパターンは胸椎に負荷がかかりやすいので、両手で重いものを持ち上げる、パソコンワークなどの作業時には注意が必要になります。
どんな注意かというと、
・両手だけで重いものを持たない
・椅子に座って両手をパソコンに置いての長時間作業をするときの姿勢
男性の場合、まだお医者さんから治ったよ。というokが出ていないので、今日は表層の筋膜を全体的に調整して終わりです。
痛みがある胸椎9番には直接触らずに、筋膜の繋がりを利用して遠方から調整する方法。
元々あった姿勢のパターンには、股関節の柔軟性を出すハンズオンとセルフでできる方法をやってもらうことで、全身のバランスが変わりいつもの時間に出ている痛みがないようでした。
股関節のセルフリリースは毎日やってもらうことで、根本から改善できるでしょう。
次回は、ソマティック体操をしてみよう。
地味で小さな動きだけれど効果抜群です。
私も2年前から学んでいるけれど、地味すぎてサボります(笑)
こんな風に単発でもロルフィングのセッションをやっています。
お体の状態次第になりますが、気になることがありましたらお問合せフォームよりご連絡ください。