昨年12月、私は圧迫骨折を経験しました。
しばらくの間、コルセットを装着して生活することに。
医師からは
「3か月ほど固定して過ごしてくださいね」
と言われていたので、できるだけ安静にして過ごしていました。
ところが、1か月ほど経った頃から、
今度は別の場所に不調が出始めたのです。
例えば、
・強い肩こり
・そこからくる頭痛
・足の指の違和感や痛み
「え、今度はこっち?」という感じでした。
その時ふと思ったんです。
「ああ…こうやって体って歪んでいくんだな」 と。
コルセットで守られている部分は楽だけれど、
動きが制限されることで、
他の場所が代わりにがんばりすぎてしまっていたんですね。
もちろん、骨折の回復には固定はとても大切。
それは大前提です。
でも同時に、
“動けるところまで止めてしまう”と、体全体のバランスは崩れていく
ということを、自分の体で強く実感しました。
そこで私は、
無理のない範囲で、
痛みの出ない小さな動きや、やさしい筋膜ケアを毎日少しずつ始めました。
すると少しずつ、
・肩こりが軽くなり
・頭痛が起きなくなり
・足の指の痛みも消え
・体の動きがなめらかになっていったのです。
その過程で感じたのは、
人間の体は「守ること」も大事だけれど、
同じくらい「つながりを保つこと」も大事なんだ
ということでした。
固定が必要な時期はもちろんあります。
でも、固定だけで体全体が整うわけではない。
むしろ、
怪我をした後だからこそ、
全身のつながりをやさしく保つケアが、回復の質を左右する
そんなふうに感じています。
こういったことは、まだあまり知られていませんが、
もしこの考え方が広まれば、
骨折や怪我の後の不調
長引く肩こりや頭痛
「治ったはずなのに体が重い」感覚
こうしたものの予防にも、きっと役立つはずです。
これは、専門家としてというより、
ひとりの患者として体験した私の実感です。
体は「守る」ことも必要だけれど、
同時に「つながり続ける」ことも大切なのだと、身をもって学びました。
今後は、あの時の私のように
「怪我は治ったのに、体がなんとなく戻らない」
そんな方にも、安心して受けていただけるケアをお届けしていきたいと思っています。
無理に動かすのではなく、
今の体に合わせて“つながりを取り戻していく”ような時間。
必要な方に、そっと届きますように。

