〜バリ島ウブドで過ごした3ヶ月間〜
ロルフィングを学ぶ道のりは、決して一直線ではありませんでした。
トレーニングは段階的に進みます。
私はフェイズ1・フェイズ2を東京で修了しましたが、フェイズ3は娘の大学受験の時期と重なり、一度見送ることになりました。
「進みたいのに進めない」
そんな宙ぶらりんの1年間を過ごした後、私は大きな決断をします。
次のフェイズ3が開催される場所は、インドネシア・バリ島のウブドでした。
バリ島ウブドという環境

ウブドは、田園風景が広がる静かな土地です。
朝は鶏のコケコッコーという声で目が覚める生活。

3ヶ月間滞在したのは、ホテル未満の質素な部屋。
けれど、そこで働く現地スタッフの温かさに何度も救われました。
毎日トレーニング会場まで送迎してくれたドライバーは、
私が落ち込んでいる日には何も聞かず、ただ優しく声をかけてくれる人でした。
言葉は多くなくても、
人はこんなにも寄り添えるのだと知りました。

世界中から集まった仲間たちとの学び
トレーニングは簡単ではありませんでした。
自分の体と向き合い
相手の体と向き合い
うまくできない自分とも向き合う日々。
それでも世界中から集まったクラスメートたちと共に過ごす時間は、
技術だけでなく、人としての在り方を問い直す時間でもありました。

「役割」から離れ、「私」に戻った時間
日本では
母として
妻として
娘として
いくつもの役割を背負いながら生きていました。
けれどウブドでの3ヶ月間は違いました。
そこにいたのは、ただ一人の「私」。
体と向き合い、世界と向き合い、自分と向き合う時間。
この経験は、ロルフィングの技術以上に
私の在り方そのものを変えた時間でした。
そしてこの3ヶ月があったからこそ、
私はロルファーとしての道を本気で歩んでいこうと決意することになります。


