12月に圧迫骨折をしたとき、
正直に言えば、こう思いました。
「これ以上は進めない」
「もう無理かもしれない」
仕事も、発信も、計画も、
全部やめてしまったら、きっと楽になる。
体も気持ちも、ふっと軽くなるだろうな、と。
でも、その直後に浮かんできた言葉がありました。
——それは、つまらない。
楽にはなる。
でも、つまらない人生になる。
その感覚が、とてもはっきりしていたのです。
私は、何かを成し遂げたい人なのだろうか。
自分を追い込んで、頑張り続けることに
生きがいを感じるタイプなのだろうか。
考えてみて、答えは違うと分かりました。
頑張りたいわけでも、
評価されたいわけでもない。
ただ、生きている実感がある場所にいたい。
それだけなのだと思います。
今回の学会に向けて、
私はかなりの時間とエネルギー、
そしてお金を使いました。
あとから準備にかかった金額を書き出してみて、
正直、驚きました。
「こんなに使っていたんだな」と。
でも同時に、はっきり分かったことがあります。
ここまで準備したからこそ、
私はあの場所に、
自信をもって立つことができた。
もし中途半端な準備だったら、
同じ言葉は出てこなかったし、
同じ手応えもなかったと思います。
そして、もうひとつ大きな気づきがありました。
私は今、
「一人でがんばる人」から
「場を動かす人」へ、静かに移行しているのだと。
圧迫骨折のとき、
もし私が一人で考え、一人で決め、一人で進もうとしていたら、
きっと途中で諦めていたと思います。
でも、言語化を支えてくれる人がいて、
サイト制作を担ってくれる人がいて、
自分一人の力を超えた流れの中で、
私は前に進むことができました。
ステップアップするというのは、
無理をすることでも、
一人で背負い込むことでもありません。
人の力を借り、
お金を使い、
エネルギーを循環させて、
場ごと動いていくこと。
今回の学会は、
それを頭ではなく、身体で理解した経験でした。
だから今、私が立っている場所はとてもシンプルです。
「つまらない人生を選ばない」という場所。
これからの問いは、もう変わりました。
どこまで頑張れるか、ではなく、
どこでやめるべきか、でもない。
どうやって、面白さを保ったまま続けるか。
その問いを持ちながら、
無理に自分を追い込まず、
一人で抱え込まず、
場を動かしながら仕事を続けていく。
それが、これからの私の在り方です。

