歯科医院で子どもを見ていると、
同じことを伝えても
すぐできる子と
なかなかできない子がいます。
姿勢を整えること。
舌の位置を意識すること。
口を閉じて鼻で呼吸すること。
どれも大切なことですが、
同じように伝えても結果が違うことがあります。
これは、子どもの「やる気」の問題ではありません。
その違いは、子どもの体の状態にあります。
子どもの体は、安心しているときと緊張しているときで
呼吸の仕方が変わります。
呼吸が浅く速いとき、体は防御状態にあります。
この状態では
・姿勢
・舌の位置
・口の周りの筋肉
もうまく働きにくくなります。
一方で、呼吸が落ち着いてくると
体は自然と使いやすい状態になっていきます。
歯科で行われる口腔育成も、
実はこの「呼吸」と深く関係しています。
体が安心して呼吸できる状態になると、
姿勢や舌の働きも少しずつ変わっていきます。
子どもの体は、
「正しくさせる」ことで変わるわけではありません。
まず体が安心して
呼吸しやすい状態になること。
それが、口腔育成の土台になります。
次回は
呼吸がしやすくなる姿勢について。
歯科と神経系② 姿勢(ゼロポジ)
について書きます。


