最近、新しくスタートする歯科医院向け講座の準備を進めながら、
「自分は何を伝えようとしているのか」
が、以前よりずっとシンプルになってきました。
以前は、
姿勢、呼吸、筋膜、重力、神経系…。
必要だと思うことを、できるだけ伝えようとしていました。
でも、現場に入れば入るほど、逆のことが起きていました。
情報が増えるほど、
現場は動けなくなる。
歯科医院には、日々たくさんの役割があります。
診療、MFT、子ども対応、スタッフ教育。
その中でさらに、「正しい姿勢」まで教えようとすると、
現場は少しずつ苦しくなっていく。
そして子どもたちも、
「姿勢を意識する」
ことに疲れてしまうことがありました。
だから今、私は以前よりずっと、
“状態”
を見るようになりました。
呼吸はしやすそうか。
力が入り続けていないか。
安心できているか。
その状態が変わると、
姿勢は「作るもの」ではなく、
結果として変わっていくことがある。
そんな場面を、現場で何度も見るようになりました。
今回の講座で、まず最初に大切にしているのは、
受講者自身が、
「呼吸がしやすい」
という感覚を、自分の体で体験することです。
頭で理解する前に、
まず、自分の体で感じる。
そこから始めるようになりました。
最近、自分の中でよく浮かぶ言葉があります。
「スタッフの観察神経を育てる」
という言葉です。
これは、
技術を増やすという意味ではありません。
子どもを評価するのでもなく、
“今、どんな状態なのか”
を感じ取れる感覚を育てていくこと。
そして実は、
その感覚は、
まず大人側が、
自分自身の体を感じられることから始まるのだと思っています。
今回、写真の扱い方も少し変わってきました。
以前は、
「評価」の視点が強かったのですが、
今は、
“変化を見守るための記録”
として見ています。
数ヶ月後に見返した時、
「あれ、自然に変わってる」
そんな変化が見えてくることがあります。
私は最近、
その“自然に変わる”ということを、
とても大切にしています。
今、講座全体を振り返ると、
私は単に「姿勢」を伝えているわけではなく、
歯科医院の中にある、
・緊張
・安心
・呼吸
・関わり方
・空気感
そういったものを整えようとしているのかもしれません。
だから最近は、
「歯科医院の空気の初期設定を整える」
という感覚が、
以前よりしっくり来るようになってきました。
まだ探求の途中ですが、
これからも現場の中で、
少しずつ育てていきたいと思っています。
#歯科#小児矯正#MFT#呼吸#姿勢教育


