「体の声を聞きましょう。」
最近、よく耳にする言葉です。
でも私は、少しだけ思うことがあります。
体の声は、聞こうと思ったらすぐに聞こえるものではないのではないか、と。
ラジオもアンテナが立っていなければ受信できません。
体も同じです。
体はいつも、小さなサインを送り続けています。
「少し疲れているよ。」
「呼吸が浅くなっているよ。」
「肩に力が入っているよ。」
「今日はゆっくり休もう。」
でも、その声を受け取るためには、受信する力が必要です。
私はそれを**「身体感覚」**と呼んでいます。
子どもは本来、この身体感覚を持っています。
夢中で遊び、疲れたら眠り、お腹が空いたら食べる。
体からのサインを自然に受け取りながら生きています。
ところが、大人になるにつれて、頭で考えることが増え、体からのサインよりも予定や役割を優先するようになります。
だから、大人になってからでも遅くありません。
身体感覚は取り戻すことができます。
もし最初から受信する習慣が育っていなかったとしても、少しずつ感度を磨いていくことで、体の小さな声が聞こえるようになっていきます。
私がロルフィングや、子どもに関わる大人への活動を通して大切にしているのも、この「受信する力」を育てることです。
身体感覚が育つと、自分に合った選択ができるようになります。
無理をしなくなる。
休むタイミングがわかる。
楽に動ける方法が見つかる。
その積み重ねが、体の自由を増やしていきます。
そして私は、こう思っています。
体の自由を増やすことは、人生の自由を増やすこと。
体が自由になると、「もう年だから」「もう無理だから」と諦めていたことに、もう一度挑戦できるかもしれません。
行きたい場所へ行ける。
やりたかったことを始められる。
大切な人との時間を楽しめる。
体は、人生を制限するものではなく、人生を広げてくれる一生のパートナーです。
ロルフィングも、コドモの姿勢®LABOも、歯科医院での活動も、学校での活動も、私が目指していることは同じです。
体の自由を増やし、その人らしく生きるための選択肢を増やすこと。
そのために、私はこれからも「身体感覚というアンテナ」を育てるお手伝いを続けていきたいと思っています。
ロルフィングに興味を持たれた方へ
身体感覚は、特別な才能ではありません。
誰もが本来持っている感覚であり、少しずつ育て、取り戻していくことができます。
ロルフィングの個人セッションでは、その「身体感覚というアンテナ」を育てながら、自分の体を味方にして生きるためのサポートをしています。
実際にセッションを受けられた方の変化や、ロルフィングについては、こちらのページでご紹介しています。


