先日、小学校で姿勢についての講演をさせていただきました。
児童、保護者、教職員あわせて約160名。
体育館で呼吸や体の感覚を体験しながら低学年と高学年で分けて進めた2時間でした。
講演が終わった時、私は「無事に終わったな」と思っていました。
ところが先日、養護教諭の先生から嬉しいご報告をいただきました。
学校では朝のチャイムの時間に、講演でお伝えした呼吸と1分間チャレンジを全校で続けてくださっているそうです。
そして先生方からは、
「姿勢だけでなく気持ちも整う」
という声があったとのこと。
私はその言葉がとても印象に残りました。
姿勢の講演を依頼されて学校へ行きましたが、私が本当に伝えたかったのは姿勢そのものではありません。
自分の体に意識を向けること。
呼吸を感じること。
そして、自分の体を味方にすることです。
呼吸をすると体が少し落ち着く。
落ち着くと周りを見る余裕ができる。
すると姿勢も変わってくる。
私はこれまで歯科医院での活動を通して、そんな場面を何度も見てきました。
今回、小学校でも同じようなことが起きているのかもしれません。
そして改めて感じたのは、子どもたちに関わる大人の存在の大きさです。
先生が少し楽になる。
先生が自分の体を感じられるようになる。
そのことは教室の空気や子どもたちにも伝わっていきます。
子どものボディアウェアネスを育てる環境づくり。
そのためには、まず大人自身のボディアウェアネスも大切なのだと思います。
講演は体育館で終わりました。
でも、教室では今も続いています。
それが何より嬉しい出来事でした。


