親へ、なんて伝えていますか?スタッフが現場で悩むこと
歯科医院で子どもの姿勢や呼吸、MFTに関わっていると、スタッフからこんな声が出ることがあります。
「子どもには、どう伝えたらいいんでしょう?」
「親御さんには、どこまで伝えたらいいですか?」
知識やトレーニングの方法を学んでも、実際の現場ではそれだけでは進まないことがあります。
なぜなら、目の前にいるのは、一人ひとり違う子どもと、その親御さんだからです。
同じことを伝えても、受け取り方は違う
ある子には、少し遊びの要素を入れた方が伝わりやすい。
ある子には、たくさん説明するより、まず一度やってみてもらった方が分かりやすい。
そして、親御さんも同じです。
子どものことを心配する気持ちは同じでも、関わり方はそれぞれ違います。
だからスタッフが考えることは、
「どう説明するか」だけではありません。
どこまで親御さんに関わってもらうのか。
どこは子ども自身に任せるのか。
どんな声かけなら、親子ともに無理なく続けられるのか。
その親子に合った関わり方を選ぶこと。
ここが、とても大切になります。
子どもが体験すると、長い説明はいらないこともある
私は研修の中で、まずスタッフ自身に身体を感じてもらうことを大切にしています。
実際に自分の身体で体験すると、
「あ、こういうことか」
という瞬間が生まれます。
これは子どもも同じです。
本人が身体で分かると、たくさん説明しなくても、変化を感じ取ることがあります。
だからこそスタッフには、説明の言葉を覚えることよりも、
子どもが体験できるように、どう声をかけるか。
その引き出しを増やしてほしいと思っています。
スタッフ自身が「なるほど」と思えることも大切
院内研修をしていると、スタッフ自身の身体の悩みについて質問を受けることがあります。
実際に身体を見ながら、その人の使い方やポジションを一緒に確認すると、
「あ、だからそうなのか!」
と表情が変わる瞬間があります。
自分の身体で腑に落ちると、研修への入り方も変わります。
そして、その体験はそのまま、
子どもの身体を見る視点
声かけの仕方
伝え方の引き出し
につながっていきます。
スタッフ自身が体験者になることは、子どもへの関わり方を学ぶ上でも、とても大切だと感じています。
症例を使ったケースカンファレンス
院内研修では、実際の症例をもとにケースカンファレンスを行うことがあります。
症例写真から身体の見方を確認するだけでなく、
「この子には、どう伝える?」
「親御さんには、どんな関わり方が合いそう?」
と、その子に届く方法を一緒に考えていきます。
実際の現場につながる症例だからこそ、スタッフもイメージしやすくなります。
知識として覚えるのではなく、
「この場合はどうする?」
を一緒に考えることで、スタッフ自身の引き出しが増えていきます。
「何をするか」だけでなく、「どんなポジションでやるか」
医院によっては、すでに呼吸や姿勢に関するプログラムを取り入れているところもあります。
そんなとき、新しいことを増やすより、
今あるものをどう活かすか。
そこを一緒に考えます。
実際にストレッチやトレーニングを行うときも、
「何をするか」だけでなく、 「どんなポジションでやるか」が大切です。
身体の土台が変わると、同じ動きでも、どこを使いたいのか、どこを感じてほしいのかが分かりやすくなることがあります。
ゼロポジ®は、今あるMFTや姿勢プログラムを活かすための土台として使うことができます。
スタッフ教育は、研修が終わってからが大事
研修で「分かりました」で終わると、現場では意外と止まりやすいものです。
だから院内研修では、
どう復習するか。 疑問が出たときに、どう共有するか。 現場でどう続けていくか。
そこまで一緒に整理します。
医院ごとに、スタッフの人数も診療の流れも違います。
だから、一つのやり方をそのまま当てはめるのではなく、
その医院で続けられる形を一緒につくること。
ここまでが、スタッフ教育だと考えています。
子どもへの伝え方なら、この人
今回の研修を振り返りながら、改めて自分の役割が見えてきました。
子どもへの伝え方なら、この人。 その子の性格や親の関わり方まで見ながら、伝わる方法を一緒に考える。
身体の知識を教えるだけではなく、
その知識を、子どもに届く言葉や体験に変える。
親御さんには、説明の量ではなく、関わり方を考える。
スタッフ自身が身体で理解し、その経験を子どもへの声かけに変えていく。
そして、医院ですでに行っているMFTや姿勢プログラムとつなぎ、現場で続けられる形にする。
これが、私が歯科医院のスタッフ教育で大切にしていることです。
ケースカンファレンスを取り入れた、実装型の院内研修
私の院内研修は、姿勢について学ぶ時間だけではありません。
身体を感じる。 症例を見る。 子どもや親御さんへの関わり方を考える。 今ある取り組みとつなぐ。 そして、医院で続けられる形にする。
ケースカンファレンスを取り入れながら、学んだことを現場に落としていく。
そんな実装型のスタッフ教育として進めています。
歯科医院で、姿勢や身体のことをどう取り入れたらいいか。
今あるMFTや姿勢プログラムを、どう子どもたちに届けたらいいか。
迷っていることがあれば、まずは無料Zoom相談でお話を伺っています。

