楽なブラを選ぶようになってきたら、気をつけたいこと
年齢を重ねると、ブラジャーに求めるものが少し変わってきます。
若い頃は、
「形がきれいに見える」
「しっかり支えてくれる」
「ちょっと盛れる(笑)」
そんなことを優先していたのに、だんだん、
「締めつけたくない」
「苦しくない方がいい」
「一日つけていてラクなものがいい」
と思うようになる。
それは、とても自然なことだと思います。
私自身も、窮屈な思いをしてまでブラをつけたいとは思いません。
でも一方で、
楽なら何でもいい、というわけでもない。
そこは少し気をつけたいと思っています。
楽なブラは、悪くない
まず最初に。
楽なブラを否定するつもりはありません。
身体がしんどいのに、無理に締めつける必要はないし、ワイヤーが当たって痛いのを我慢する必要もありません。
年齢を重ねれば、皮膚の感じ方も変わるし、身体の厚みや胸の位置も変わります。
だから、今の自分にとって心地いいものを選ぶことは大切です。
ただ、
「苦しくない」ことと、「身体に合っている」ことは、必ずしも同じではない
と思っています。
何も支えない方が、身体が楽とは限らない
ブラは、締めつけるためだけのものではありません。
胸の重さをある程度支えたり、動いたときの揺れを減らしたり、服を着たときのシルエットを整えたり。
身体を助けてくれる役割もあります。
だから、楽さを求めるあまり、ほとんど何も支えていない状態になると、
肩や背中が疲れたり、
姿勢が崩れやすくなったり、
服を着たときに何となく落ち着かなく感じたりすることもあります。
大切なのは、
締めつけるか、何もしないか
の二択ではないということ。
その間に、自分にちょうどいいところがあります。
「一日ラク」と「身体が喜んでいる」は少し違う
着けた瞬間にラク。
それはもちろん大事です。
でも、そのまま一日過ごしてみたときに、
肩が凝っていないか。
背中が疲れていないか。
呼吸がしにくくないか。
ズレて何度も直したくならないか。
そんなことも見てみてほしいと思います。
ブラは、つけた瞬間だけではなく、一日身体と一緒にいるものだから。
「その場ではラクだったけど、夕方になると疲れる」
なら、少し何かが合っていないのかもしれません。
年齢を重ねても、おしゃれは諦めなくていい
私は、楽であることと、おしゃれを楽しむことは両立できると思っています。
窮屈なのは嫌。
でも、好きな服はきれいに着たい。
胸元や背中が整うと、同じ服でも見え方が変わります。
だから、
「もう楽なブラしか無理だから」
で終わらせなくていい。
今の身体に合う楽さと、支え方を探していけばいい。
若い頃と同じものを選ぶ必要はないし、無理に若く見せる必要もありません。
今の自分が、気持ちよく過ごせて、服も楽しめる。
それで十分だと思います。
身体の感覚は、下着選びにも役に立つ
私は長く女性の身体に関わる仕事をしてきました。
その中で感じるのは、
「何を選ぶか」だけではなく、
自分の身体がどう感じているかをわかること
が大切だということです。
締めつけすぎていないか。
逆に、支えがなくて身体が頑張っていないか。
呼吸しやすいか。
服を着たとき、自分がしっくりくるか。
そういう小さな感覚を、自分でわかるようになる。
それも、身体との付き合い方のひとつです。
年齢を重ねても、窮屈さを我慢する必要はありません。
でも、楽だからといって、全部を手放さなくてもいい。
今の自分にちょうどいいところを探す。
それが、いちばん大切だと思っています。


