実は私、昔は “体のラインを整える世界” にいました。

補整下着でプロポーションを整える仕事をしていた私が、
今は体の土台を整えるロルファーをしています。

一見まったく違う仕事に見えるかもしれません。
でも私の中では、一本の線でつながっています。

このページでは、私がどんな道のりを通って今の仕事にたどり着いたのかを、少し丁寧に書いてみます。

子育て中の専業主婦だった私が出会った「プロポーションの世界」

子育て中の専業主婦だった頃、私はプロポーションメイキングのダイアナに出会いました。
これは夫の転勤に伴い中国へ行く前のことです。

ダイアナの仕事は、ただ「下着を販売する」というよりも、
その人の体型を 身長・体重・年齢から割り出した“ゴールデンプロポーション”へ近づけていくという考え方がベースにありました。

プロポーションが変わると、姿勢が変わる。
姿勢が変わると、表情が変わる。
表情が変わると、人は自分に自信を持ちはじめる。

私はそこで、何度も目にしました。

**「プロポーションが変わると、人は輝くように変わる」**という瞬間を。

当時の私は、
「理想のプロポーション」「美の黄金バランス」そのものに強く惹かれていたのだと思います。

中国駐在生活で身についた「どうしたらできるか」を考える力

その後、中国での生活が始まります。
言葉も文化も違う環境の中で、生活も仕事も組み立て直す必要がありました。

思い通りにならないことも多い。
でもその中で私が自然に身につけていったのが、

できない理由を並べるより、どうしたらできるかを考える

という姿勢でした。

この感覚は、のちに私がロルファーになる決断をする時、
大きな支えになります。

中国で出会ったバレエ、そしてケガ

ballet shoes laying on rough vintage wood, with natural light, Ballet shoes for Kids

中国で暮らす中、私はバレエに出会いました。
大人になってからのバレエは、想像以上に夢中になれる世界でした。

「もっとこう踊りたい」
「もっと身体を使えるようになりたい」

楽しさの一方で、いつの間にか身体に無理が重なっていきます。
そして私は、中国にいる間にケガをしました。

好きなことを大切にしたい。
でも身体がついてこない。

その経験は、私にとって大きな転機になりました。
この時期から、私は“見た目”だけではなく、もっと根本的に、身体そのものを整える必要性を強く感じるようになります。

ロルフィングとの出会い

その後、体を根本から整えたいと思って出会ったのがロルフィングでした。

最初はただ「良くなりたい」という気持ち。
でもセッションを重ねるうちに起きた変化は、痛みが軽くなる以上のものでした。

  • 呼吸が深くなる
  • 立っているのが楽になる
  • 体の中にスペースが戻ってくる感覚がある

そして気づきました。

私はずっと、
**「整ったバランス」**を探していたのだと。

点と点がつながった瞬間

ロルフィングについて調べる中で、ロルファーという仕事を知りました。
ただ当時は、アメリカでの長期トレーニングが必要だと知り、現実的ではないと感じて、一度あきらめていました。

そんな頃、中国時代の恩師に会い、ロルフィングで体が良くなってきたことを伝えました。
先生はロルフィング自体は知らなかったのですが、海外の学会で筋膜の存在や筋膜へのアプローチの有効性についてはすでにご存知でした。

そして、私の話を聞いた先生はこう言ったのです。

「あなた、ロルファーになればいいじゃない」

驚きというより、どこか「やっぱり」と思う感覚がありました。
なぜなら私はすでに調べていて、一度あきらめていたからです。

さらに後日、昔からの友人が「腰が痛い」と相談してきた時、私はロルフィングを紹介し、横浜のロルファーを調べてお伝えしました。
友人はすぐにセッションを受けに行き、「すごくいい!」と喜んでくれました。

そして、こんな言葉をくれたのです。

「あなたがこれをやってくれたらいいのに。今通っているロルファーは若い男性で、お話がつまらないの。同世代の女性にこそ共感できる話ができるのに」

実はその時、私自身も同じことを感じていました。
私が受けていたロルファーも若い男性でした。

「こんなに良いものなら、娘や母にも受けさせたい」
そう思った時に、ふと感じたのです。

私ぐらいの年代の女性ロルファーがいたらいいのになと。

友人の言葉と、自分の中にあった思いが重なった瞬間、
心の中でスイッチが入りました。

いないなら、私がなればいいじゃん。

その瞬間、これまでの人生の出来事が一本の線でつながっていくのを感じました。
ダイアナでプロポーションを見てきたことも、中国で生活を組み立て直してきたことも、バレエで身体と向き合ったことも、ケガで立ち止まったことも――。
すべてが、この仕事につながっていたのだと。

「夢」が「現実の計画」に変わった出来事

ちょうどそのタイミングで調べたところ、近いうちに日本でトレーニングが開催予定だという情報がありました。
「アメリカに行かなければ受けられない」が、「日本でも受けられる」に変わったことで、一気に現実味が増しました。

すぐに受講条件を調べ、担当ロルファーに推薦状をお願いしました。

その時、私は年齢のことが少し気になって、
「私みたいな40代でも受講していいのかな?」と聞いてみました。

彼の答えはこうでした。

「アメリカでは第二、第三の人生でロルファーになる人もいるよ」

その言葉は、私にとって大きな勇気になりました。
年齢はハンデではなく、人生経験が活きる道なのだと感じられたからです。

家族と向き合い、生活を組み替える

次の壁は、東京での長期滞在でした。
当時私は子育て中で、「家を空けるなんて無理」と思いました。

でも私は、そこでまた自分の癖のような思考に戻ります。

できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考えよう。

まず、費用やトレーニング期間を整理して、夫にプレゼンしました。
夫は私の性格をよく知っているので、「プレゼンするってことはほぼ気持ちが固まってるんだな」と理解していたのだと思います。
返事は意外なほどあっさりでした。

「いいよ。ただし子どものことはちゃんとやってね。」

そこから私は、家のこと・娘たちのことを具体的に整えました。
お惣菜の活用、食材宅配の手配、作り方の共有。高校生の娘にもお願いをして、生活が回る形を作っていきました。

不思議と罪悪感はありませんでした。
おそらく、中国での赴任生活を経験していたからだと思います。
「同じ日本にいる」という距離感は、私の中では十分に“つながれる距離”でした。

そして今

補整下着で外からプロポーションを整える世界を知った私が、
今は筋膜へのアプローチを通して、体の内側からバランスを整える仕事をしています。

外側からのサポートにも意味がある。
でも私は、ケガや体のサインを通して、もっと根本の“土台”に触れる必要性を体で知りました。

遠回りに見えた道のりは、
すべて必要な準備期間だったのだと思います。

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そんな気持ちがあるなら、

ロルフィングという選択肢があることを、
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体は、がんばらせるものではなく、
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