講座も終盤に差しかかった頃、

ある院長先生から、こんな質問をいただきました。

「システムとして姿勢が見えてこない。」

最初は、その言葉の意味を考えました。

姿勢について学んでいただいている。

スタッフの皆さんも熱心に取り組んでくださっている。

それでも、

「現場でどう回していくのか。」

そこが、まだ見えにくかったのです。


その問いを受けて、

私は最後の院内研修の内容を少し変えました。

知識を増やすことではなく、

もう一度基本に戻ること。

子どもの状態を見ること。

そして、

「ゼロポジ®︎」という視点を、

スタッフの皆さんと一緒に確認する時間を多く取りました。


すると研修後、

院長先生ご自身が、

医院の日々の診療の流れの中で、

自然に姿勢を取り入れられる方法を考えられました。

「なるほど、こうすれば無理なく続けられる。」

その医院らしい形が、

少しずつ見えてきたのです。


私は、この出来事がとても嬉しかったのを覚えています。

講座の目的は、

私のやり方をそのまま真似していただくことではありません。

それぞれの医院に合った形へ育っていくこと。

それが一番大切だと思っています。


今回いただいた一つの質問は、

私自身にとっても大きな学びになりました。

「現場でどう育っていくのか。」

その視点を、

私自身が改めて考えるきっかけになりました。

講座は、

私が一方的に完成品をお渡しするものではありません。

院長先生やスタッフの皆さんと一緒に、

育っていくもの。

そう改めて感じた出来事でした。


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