歯科医院で子どもの姿勢や呼吸について学ぶとき、
「自分の姿勢に自信がないから、子どもに教えるのはちょっと……」
そんなふうに感じるスタッフさんがいます。
自分自身が、いわゆる“きれいな姿勢”をしているわけでもない。
仕事中は前かがみになることもあるし、
肩がこったり、腰がつらかったりすることもある。
そんな自分が、子どもに姿勢を伝えていいのかな。
でも、子どもの身体を見るために大切なのは、
自分の身体で変化を感じた経験があること。
そして、
目の前の子どもの身体が、今どんな状態にあるのかを見ること。
です。
まずは、自分の身体で感じてみる
たとえば、呼吸を少し変えてみる。
座り方を少し変えてみる。
すると、
「さっきより呼吸しやすい」
「身体の力が抜けた」
「支えられ方が変わった」
そんな変化を感じることがあります。
この体験があると、
子どもの身体を見るときの視点も少しずつ変わってきます。
「背中が丸い」
「姿勢が崩れている」
という形だけを見るのではなく、
「この子は、今どこで身体を支えているんだろう」
「呼吸はしやすそうかな」
「足や骨盤は、どんなふうに使えているかな」
と、身体全体を見るようになります。
歯科医院で見るのは、口腔発育につながる身体のポジション
歯科医院で姿勢を見るときに大切なのは、
口腔発育のために、その子にとってよりよい身体のポジションをどう見て、どう伝えるか。
ということです。
そして、その土台の上でMFTにつなげていきます。
MFTのやり方を知っていても、
目の前の子どもの身体がどんな状態にあるのかを見る視点が育っていないと、
「やり方はわかっているのに、うまく伝えられない」
ということが起こりやすくなります。
一方で、身体を見る視点が育ってくると、
「今、この子には何を伝えたらいいかな」
「どんな言葉なら届きそうかな」
と、関わり方の選択肢も増えていきます。
スタッフが“見本”になることより、身体を見る視点を育てる
姿勢マスター講座では、
歯科医院のスタッフが自分の身体で体感しながら、
- 口腔発育のための身体のポジションをどう見るのか
- 子どもの状態をどう観察するのか
- どんなふうに伝えるのか
- MFTへどうつなげていくのか
を、6か月かけて医院の中で使える形へつないでいきます。
スタッフ自身が「正しい姿勢の見本」になることより、
自分の身体で変化を感じ、
目の前の子どもの状態を見る視点を育てること。
そこから、子どもへの伝え方や関わり方は少しずつ変わっていきます。
自分の姿勢に自信がなくても、
子どもの身体を見る視点は育てていけます。
まずは、自分の身体で感じてみることから。
そこが、子どもの身体を見ていくための入口になりま

