「ああ、このことだったんだ。」
そんな瞬間が、人生にはあります。
今回、サイトをリニューアルする中で、
私には、その瞬間が何度も訪れました。
コドモの姿勢®LABOを立ち上げて約10年。
そして、歯科医院で姿勢を伝える活動を始めて約8年。
私はずっと、
「姿勢は、口腔発育を支える土台。」
と言い続けてきました。
この考え方は今も変わりません。
姿勢は、舌や下顎が本来の位置で機能し、子どもの口腔発育を支えるために、とても大切な土台です。
でも、その活動を続ける中で、ずっと心のどこかに感じていました。
本当に伝えたいことは、その先にある。
と。
当時は、それを言葉にすることができませんでした。
だから、
ロルフィングを続け、
歯科医院へ通い、
学校へ行き、
ゼロポジ®という言葉を生み、
目の前で起きることを、一つひとつ拾い続けてきました。
その時は意味が分からなくても、
「これは大切なことだ。」
そう思ったものを拾い続けてきたのです。
そして今。
ようやく一つの言葉にたどり着きました。
私が育てたかったのは、姿勢ではありませんでした。
子どものボディアウェアネスを育てる環境。
それこそが、私が本当に育てたかったものでした。
スタッフ一人ひとりが子どもの身体を見る視点を持ち、
保護者とも共通の視点で関わり、
子ども自身が自分の身体に気づいていく。
その環境が、
子どもの口腔発育を支える土台になる。
そう考えるようになりました。
振り返ると、
約10年前にコドモの姿勢®LABOを立ち上げた私が伝えたかったことは、
何も間違っていませんでした。
ただ、
まだ言葉になっていなかった。
それだけだったのです。
私はよく、
「私は持っているんじゃない。拾ってる。」
と言います。
人との出会いも、
言葉も、
体験も、
その場では意味が分からなくても、
大切だと思ったものを拾い続ける。
そして何年も経ってから、
「ああ、このことだったんだ。」
と気づくことがあります。
今回のサイトづくりは、
まさにそんな時間でした。
約30年間、自分の体との関係を探究してきたこと。
約10年間、コドモの姿勢®LABOを続けてきたこと。
約8年間、歯科医院で子どもの姿勢を伝えてきたこと。
学校で子どもたちと出会い続けてきたこと。
そのすべてが、
一本の線でつながりました。
だから私は、
新しい考え方を思いついたとは思っていません。
10年越しの答え合わせができた。
そんな感覚です。
そして、この答えもきっと完成ではありません。
これからも身体との対話を続けながら、
新しい出会いと言葉を拾い、
また少しずつ育っていくのだと思います。
ブランドもまた、
完成するものではなく、
育ち続けるものなのかもしれません。

