「姿勢も大事なんですよ。」

そうお伝えすると、

保護者の方は、

「そうなんですね。」

とうなずいてくださいます。

でも次の来院では、

あまり変化が見られない。

そんな経験はありませんか。


私は、それは保護者の意識が低いからではないと思っています。

むしろ、小児矯正を始められる保護者の方は、

子どもの成長をとても大切に考えている方ばかりです。

毎日のアクティビティを見守り、

時間をつくり、

子どもと一緒に頑張ってくださっています。

だからこそ、

姿勢についても何とかしてあげたい。

そう思っている保護者はとても多いのです。


でも、

姿勢が大事だからと伝えるだけでは、

家では、

「背中を伸ばして。」

「ちゃんと座って。」

そんな声かけが増えてしまうことがあります。

もちろん、それも子どもを思う気持ちからです。

でも、

子どもにとっては注意されているように感じてしまい、

親子ともに疲れてしまうこともあります。


私は、

姿勢を教えようとするから伝わらないのだと思っています。

本当に伝えたいのは、

「なぜ姿勢を見るのか。」

という理由です。

小児矯正で姿勢を見るのは、

姿勢をきれいにするためではありません。

子どもの口腔発育を支えるためです。

その理由が伝わると、

保護者は姿勢を注意する人ではなく、

子どもの成長を一緒に見守る存在へと少しずつ変わっていきます。


講座で私がお伝えしているのは、

保護者への説明のテクニックではありません。

スタッフ自身が、

「なぜ姿勢を見るのか。」

を理解することです。

その理由が腑に落ちると、

保護者へ伝える言葉も自然と変わっていきます。

そして、

医院・保護者・子どもが、

姿勢という共通言語でつながり、

同じ方向を向いて子どもの成長を見守れるようになっていきます。


私は、

保護者に姿勢を教えたいのではありません。

子どもの成長を、

医院と一緒に見守る仲間になっていただきたいと思っています。

その積み重ねが、

医院と保護者との信頼関係を育て、

子どもの成長を支える環境につながっていくと考えています。


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「スタッフによって説明の仕方が違う。」

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