30代の頃から通ってくださっている女性のクライアントさんがいます。

初めて来られた頃は、手先のしびれや肩こりに悩まれていました。

整形外科では湿布や牽引を続けていましたが、なかなか改善せず、ロルフィングを紹介されて来てくださったのです。

体を見せていただくと、問題は手先だけではありませんでした。

全身のバランスが崩れ、その結果として首や肩に大きな負担がかかっていたのです。

全身のつながりを少しずつ整えていくことで、手先のしびれは出なくなりました。

でも、このお話で私がお伝えしたいのは、その後の10年間です。

彼女は結婚し、出産し、子育てが始まりました。

人生が大きく変われば、体も変わります。

だから今でも時々、こんなメールが届きます。

「また痺れが出てきました。」

「しんどくなってきました。」

そのメールを見るたびに、

「あぁ、体がちゃんと教えてくれているんだな。」

と思います。

以前のように我慢を続けて、日常生活がつらくなるまで頑張ることはありません。

体からのサインに気づき、早めに整えに来られるようになりました。

半年に一度のこともあれば、それ以上間が空くこともあります。

でも、それで十分なのです。

ロルフィングは、不調が二度と起こらなくなるものではありません。

結婚、出産、子育て、仕事…。

人生が変われば、体も変わります。

でも、自分の体が出しているサインに気づけるようになる。

私は、それがロルフィングの大きな価値の一つだと思っています。

30代で出会った彼女は、今40代になりました。

そして私も、その間に50代から60代になりました。

お互いに人生を重ねながら、それでも必要な時に思い出して来てくださる。

そんな関係を続けられていることが、私にとって何より嬉しいことです。

お母さんや妹さん、お友達も紹介してくださいました。

体験だけで終わった方もいました(笑)。

それでもいいのです。

必要な時に思い出していただけること。

そして、一人の人生に長く寄り添えること。

それが、私にとってロルファーという仕事の喜びです。


ロルフィングについて

ロルフィングの流れやセッション内容、料金などの基本的な情報は、ロルフィングのページでご紹介しています。

こちらのブログでは、ロルフィングで実際によく起こる体験や、体との関係づくりについて、一つひとつ言葉にしていきます。

気になるテーマから、自由に読んでいただけたら嬉しいです。

「自分の体を味方にして生きる」

という考え方に興味を持たれた方は、ぜひロルフィングのページもご覧ください。

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