先日、小学校での講演後に、お母さんからこんな質問をいただきました。
「うちの子、何度注意しても猫背になってしまうんです」
私はお母さんに聞きました。
「そういう時、お母さんはなんて声をかけていますか?」
すると、
「目が近いよ!と言っています」
とのことでした。
お母さんもお子さんも眼鏡をかけていたので、私は思いました。
お母さんは姿勢そのものより、目のことを心配されているのかもしれないな、と。
そこで私は男の子に聞きました。
「それって、集中しているんだよね?」
すると男の子は大きくうなずきました。
私は続けて、
「集中している時って、大人でも顔が近くなりますよね」
とお話ししました。
そして、
「だったら、無かったことにしちゃえばいいんですよ」
とお伝えしました。
集中している時は、目も体も一生懸命働いています。
だから大切なのは、集中した後に頑張った目や体を元に戻してあげること。
講演で行った呼吸や体のワークで、無かったことにする。
そんなイメージです。
男の子に
「それならできそう?」
と聞くと、
今度は目をキラキラさせながら大きくうなずいてくれました。
私はこの瞬間がとても印象に残っています。
子どもの行動を変えたい時、私たち大人はつい先に注意したくなります。
でも、その前に大切なことがあります。
その行動にどんな意味があるのかを見てみることです。
「ダメなこと」から始めるのではなく、
「集中していたんだね」
から始めてみる。
すると子どもの表情が変わることがあります。
そして、
「それならやってみようかな」
という気持ちが生まれます。
私は、この「やれそうが生まれる瞬間」をとても大切にしています。
実はこの視点は、学校だけでなく歯科医院でも同じです。
「姿勢が悪い」
「お口が開いている」
「言ってもできない」
そんな時、つい先に正そうとしてしまいます。
でも私は、まずその子の体で何が起きているのかを見てみたいと思っています。
もしかすると集中しているのかもしれない。
緊張しているのかもしれない。
呼吸がしづらいのかもしれない。
その子なりの理由があるのかもしれません。
歯科医院向け講座でもお伝えしているのは、姿勢や呼吸の知識だけではありません。
子どもを見る視点。
スタッフが育てる観察神経。
そして、子どものボディアウェアネスを育てる環境づくりです。
子どもを変えようとしていたら、先に大人の見方が変わっていた。
そんな変化が、実際の歯科医院でも起きています。
私は学校でも歯科医院でも、
子どもを変えることより、
まず大人の見方が変わることを大切にしています。
「姿勢が悪い」
「お口が開いている」
「落ち着きがない」
そんな行動の奥で、
子どもの体に何が起きているのか。
その視点を持つことで、
子どもとの関わり方は大きく変わります。
コドモの姿勢LABOでは、
子どものボディアウェアネスを育てる環境づくりをテーマに、
学校や歯科医院向けの講座を行っています。
「うちの学校の場合はどうだろう?」
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そう思われた方は、
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まずは今の状況をお聞きしながら、
一緒に考えてみませんか?😊🌱

