先日、義父の暮らす伊勢へ行ってきました。
92歳になる義父は、今も一人暮らしを続けています。
畑で野菜を育て、友人とゴルフへ行き、水彩画も再開しようかと考えているそうです。
今回も一泊二日の滞在でしたが、一緒に買い物へ行ったり、お昼ご飯を作ったり、庭のトマトを見たりしながら、ゆっくりした時間を過ごしました。
義父の家は風がよく通ります。
窓を開けると家の中を風が通り抜け、座っているだけでも気持ちがいい。
私はその部屋でお茶を飲みながら、何気ない会話をしていました。
すると帰宅してから、あることに気づいたのです。
いつもより腰が痛くない。
私は半年前に腰椎の圧迫骨折を経験しました。
現在は回復しつつありますが、今でも腰の状態には自然と意識が向きます。
そんな私の体が、
「あれ?いつもより腰が楽だな」
と感じていました。
特別な運動をしたわけではありません。
たくさん歩いたわけでもありません。
でも伊勢では、ほとんど座っていませんでした。
買い物へ行き、
料理をし、
庭を見に行き、
お茶を飲みながら話をする。
そんな日常を過ごしていました。
反対に自宅へ戻って考えてみると、
私は普段かなり長い時間パソコンの前に座っています。
講座を作ったり、
文章を書いたり、
発信を考えたり。
気がつくと何時間も座ったままという日も少なくありません。
腰が楽だった理由は、
新しい運動を始めたからではなく、
「座りすぎていなかったから」
なのかもしれない。
圧迫骨折を経験し、回復の途中にある私の体が、
そんなことを教えてくれたような気がしました。
私たちは体を整えようと思うと、
運動やストレッチを増やそうと考えます。
もちろんそれも大切です。
でも今回あらためて感じたのは、
体は暮らし方の影響を大きく受けているということでした。
誰かと話すこと。
料理をすること。
買い物へ行くこと。
庭を眺めること。
風を感じること。
そんな何気ない日常の積み重ねが、
体を整えてくれることもあるのかもしれません。
ロルフィングのセッションでも、
私は体を変えることより、
体との関係を変えることを大切にしています。
もっと頑張るためではなく、
もっと自分の体を味方にして生きるために。
伊勢で過ごした時間は、
そんなことをあらためて思い出させてくれました。
もしかすると私は、
義父を元気づけに行っているだけではなく、
自分自身も癒やされに行っているのかもしれません。
体はいつも私たちに何かを伝えています。
「疲れているよ」
「少し休もうよ」
「その座り方、長すぎるよ」
そんな小さなサインを出し続けています。
ロルフィングは、
体を無理に変えるためのものではありません。
自分の体の声を聞きながら、
もっと楽に、
もっと自然に、
自分の体を味方にして生きるための時間です。
もし今、
体の硬さや不調だけでなく、
「自分の体との付き合い方を見直したい」
と感じている方がいらっしゃいましたら、
お気軽にご相談ください。

