【ロルフィング哲学①】 ロルフィングは10シリーズで終わらない
「ロルフィングは10シリーズで終わりますか?」
時々そんな質問をいただきます。
私の答えは、
「終わりではなく、始まりです。」
です。
10シリーズを受けると、多くの方が体の変化を感じます。
呼吸が楽になる。
立つのが楽になる。
歩きやすくなる。
体が軽くなる。
「わぁ、すごい。」
そんな体験をされる方も少なくありません。
でも、不思議なことに、その感覚は日常生活に戻ると、
「あれ?あの感じ、どこへ行っちゃったんだろう。」
と思うことがあります。
だから、
「元に戻ってしまったのかな。」
と感じる人もいます。
でも私は、そうは思いません。
ロルフィングで起きていることは、その日の体験だけでは終わらないからです。
体は少しずつ、新しい状態を覚えていきます。
そして日常生活の中で、
「あれ?そういえば最近、呼吸が楽かも。」
「あれ?疲れにくくなっている。」
「あれ?肩に力が入らなくなってきた。」
そんなふうに、あとから気づくことがたくさんあります。
だから私は、
ロルフィングは10シリーズで完成するものではなく、
体との関係づくりが始まる入り口だと思っています。
実は、私たちロルファー自身も、ロルファーになるまでに何十回、何百回とロルフィングを受けています。
その積み重ねが、身体感覚を育て、自分の体への理解を深めてくれました。
だからこそ、一般の方が10シリーズだけで「完成」するとは思っていません。
10シリーズは、
これから自分の体と付き合っていくための土台なのです。
私は、ロルファーの役割は体を「治す人」ではないと思っています。
その人が、自分の体との関係を育てていく人生に、
必要な時にそっと伴走する人。
それがロルファーです。
だから、
10シリーズが終わっても、
人生の節目で体を見つめ直したくなった時、
また来ていただけたら嬉しい。
それは営業ではありません。
人は年齢を重ね、
環境が変わり、
体も変化し続けるからです。
その時々の自分の体と、もう一度出会う。
そのお手伝いをすることが、ロルファーの仕事だと思っています。
ロルフィングは、
体を変えるためだけのものではありません。
自分の体を味方にして生きるための、体との関係づくり。
私は、その入り口を一緒につくる仕事をしています。
ロルフィング哲学シリーズ
このシリーズでは、ロルフィングを通して私が大切にしている「体との関係づくり」について、一つずつお話ししていきます。
ロルフィングは施術の技術だけではなく、自分の体との関係を育てていくための考え方でもあります。
次回は 「身体感覚というアンテナ」 をテーマに、体の声を受け取る感覚についてお話しします。
ロルフィングについて
ロルフィングの流れやセッション内容、料金などの基本的な情報は、ロルフィングのページでご紹介しています。
こちらのブログでは、ロルフィングを通して私が日々感じていることや、体との関係づくりについて、少しずつ育てながら書いていきます。
「自分の体を味方にして生きる」という考え方に興味を持たれた方は、ぜひロルフィングのページもご覧ください。


