前回は【ロルフィング哲学⑤】で、「頑張る体から卒業する」についてお話ししました。
では、痛みは私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。
今日は、そのことについてお話ししたいと思います。
痛みがあると、
私たちはすぐに、
「この痛みをなくしたい。」
と思います。
それは、とても自然なことです。
私もバレエで大きなケガをした時は、
一日も早く痛みがなくなって、もう一度踊りたい。
それしか考えていませんでした。
でも、ロルフィングを学び、たくさんの方の体に触れる中で、
痛みに対する見方が少しずつ変わっていきました。
痛みは、
私たちを困らせるためにあるものではありません。
「少し立ち止まって。」
「今のままでは無理をしているよ。」
そんなふうに、体が送ってくれているメッセージなのかもしれません。
もちろん、すべての痛みが同じではありません。
病院で診てもらうべき痛みもあります。
治療が必要な痛みもあります。
だから私は、
「痛みは放っておけばいい。」
とは思っていません。
必要な時には医療の力を借りることも、とても大切です。
その上で、
もし体に大きな問題がないのに痛みが続いているとしたら、
その痛みは、
今の体の使い方や、
呼吸や、
緊張のクセを教えてくれているのかもしれません。
私はセッションで、
痛みだけを追いかけることはあまりありません。
痛みがある場所だけを見るのではなく、
「なぜ体は、その場所に負担をかけ続けているのだろう。」
という視点で体を見ていきます。
すると、
痛みの奥にある体全体のつながりが見えてくることがあります。
痛みは、
敵ではありません。
体から届いた一通の手紙のようなものです。
大切なのは、
その手紙を無理に破り捨てることではなく、
何が書かれているのかを、
少しだけ読んでみること。
そうすると、
体との付き合い方が少しずつ変わっていきます。
私は、
痛みがなくなることだけをゴールにはしていません。
痛みをきっかけに、
体との関係が変わること。
それが、本当の意味で体を味方にすることにつながるのだと思っています。
ロルフィング哲学シリーズ
このシリーズでは、ロルフィングを通して私が大切にしている「体との関係づくり」について、一つずつお話ししています。
前回は 【ロルフィング哲学⑤】頑張る体から卒業する をテーマに、頑張り方との向き合い方についてお話ししました。
次回は 【ロルフィング哲学⑦】体が変わると、選ぶ人生も変わる をテーマに、体の変化が人生に与える影響についてお話ししたいと思います。
ロルフィングについて
ロルフィングの流れやセッション内容、料金などの基本的な情報は、ロルフィングのページでご紹介しています。
こちらのブログでは、ロルフィングを通して私が日々感じていることや、体との関係づくりについて、少しずつ育てながら書いていきます。
「自分の体を味方にして生きる」という考え方に興味を持たれた方は、ぜひロルフィングのページもご覧ください。

