私は毎日の暮らしの中で、身体を観察し、小さな気づきを拾うことを大切にしています。
ロルファーだから特別な毎日を送っているわけではありません。
ボーカルレッスンへ行ったり、
買い物へ行ったり、
犬の散歩をしたり。
そんな日常の中で、「あ。」と思う瞬間を拾っています。
今日は、その「あ。」が、とても嬉しい日でした。
今日もボーカルレッスンへ行ってきました。
最初は思うように出なかった高音。
ファルセットも、少し頼りない。
でも発声練習を続けていくうちに、
「あれ?」
さっきまで出なかった音が、少しずつ出るようになりました。
その時、ふと思いました。
やっぱり声帯も筋肉なんだ。
運動でも、いきなり全力では動けません。
ウォーミングアップをして、身体が少しずつ目覚めてくる。
声も同じなんですね。
実は私は昔から音痴でした。
音域も狭いし、声がいいわけでもありません。
だから、歌が上手な人は、生まれつき違うんだと思っていました。
でも今日、発声練習をしていて思ったんです。
「私、歌えるようになるかもしれない。」
そんな希望が湧いてきました。
そして、もう一つ嬉しかったことがあります。
前回のレッスンで私は、「ん~~~~」という共鳴のワークから、身体の中にスペースが生まれる感覚を拾いました。
今回は、その感覚を思い出しながら発声練習をしてみました。
頭のてっぺんへ向かう方向。
足の裏へ返ってくる方向。
身体の中に一本の上下の方向性を感じながら声を出してみる。
すると、
高音も、
柔らかい声も、
いろいろな音色も、
その方が出しやすい。
もちろん、これは私自身が感じたことです。
でも、
「身体の状態が変わると、声まで変わるんだ。」
そんなことを、歌いながら何度も感じていました。
それが、本当に楽しかったんです。
私は、ボーカルレッスンへ歌を習いに行っています。
でも帰ってくると、
歌だけではなく、
また身体のことを一つ拾って帰ってきます。
ロルフィングも、
歌も、
歩くことも、
子どもの姿勢も、
私にとっては全部、「身体を知る入口」。
入口は違っても、
身体はいつも同じことを教えてくれます。
だから私は、今日もまた思いました。
身体には、まだまだ可能性がある。
そして、その可能性は特別な人だけのものではなく、
「私には無理。」
そう思っていた人の中にも、ちゃんと眠っているのかもしれません。
ロルフィングは、身体を整える技術だけではありません。
私は日常のさまざまな出来事を通して、
身体が本来持っている可能性を、少しずつ教えてもらっています。
これからも、この「ロルファーの日常」では、
そんな小さな発見を拾い集めながら書いていこうと思います。
もし、あなたも自分の身体と、もう少し仲良くなってみたいと思ったら。
ロルフィングという時間が、そのきっかけになるかもしれません。

