歯科医院は、歯を治す場所。
もちろん、それは間違いありません。
でも私は、もう一つ大切な役割があるのではないかと考えています。
それは、
子どもが安心して、自分の身体を感じられる場所であること。
私は姿勢マスター講座で、姿勢を「良くする方法」をお伝えしているわけではありません。
お伝えしているのは、
子どもの身体を「正しい・間違い」で見る視点ではなく、
子ども自身が、自分の身体を感じられるような関わり方です。
なぜなら、その安心感の中で初めて、身体は本来の力を発揮し始めるからです。
姿勢マスター講座をご依頼いただき、ご一緒するようになった歯科医院のホームページで、とても印象に残る言葉に出会いました。
「0歳からの口腔育成を文化にする。」
こどもみらいクリニックデンタルの三上院長が、医院理念として掲げている言葉です。
その一文を読んだとき、私は思わず立ち止まりました。
文化。
それは、一人の先生だけが頑張ることではありません。
医院全体に考え方が根づき、スタッフが同じ方向を向き、毎日の関わりの中で積み重ねられていくものです。
私は、この言葉にとても共感しました。
講座のあとも、三上院長とはやり取りが続いています。
私が身体の視点から気づいたことをお伝えすると、三上院長が医院の中で取り入れてくださることがあります。
先日お伝えした、頭蓋の中に生まれる響きをガイドにしながら、呼吸や舌、頭の位置の変化を感じていく試みについても、
「取り入れてみます。」
とお返事をいただきました。
まだ一般的な方法ではありません。
けれど、身体の中で起きていることを丁寧に感じながら、それが口腔発育や歯科の現場にどのようにつながるのかを、一緒に考えてくださる院長がいる。
そのことを、私はとても心強く感じています。
姿勢マスター講座は、決められた方法をお伝えして終わる講座ではありません。
講座のあとも、現場で生まれた問いや、身体から見えてきた新しい発見を共有しながら、
「この医院だからできることは何だろう。」
そんなことを一緒に考え続けていける関係でありたいと思っています。
私は、歯科医院が「姿勢を改善する場所」になってほしいとは思っていません。
そうではなく、
子どもが安心して座り、
安心して呼吸をして、
安心して自分の身体を感じられる。
そんな関わりが、医院全体の文化として育っていく。
その積み重ねが、結果として口腔発育を支え、子どもたちの未来につながっていくのではないでしょうか。
私も、その文化づくりの一員として、これからも歯科医院の皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。
こどもみらいクリニックデンタル
今回ご紹介した「0歳からの口腔育成を文化にする」という理念や、三上院長の取り組みは、医院のホームページでもご覧いただけます。
こどもみらいクリニックデンタルで育てられている文化は、すべての歯科医院が同じ形を目指すということではありません。
医院の理念も、スタッフ構成も、子どもたちへの関わり方も、それぞれ違います。
だからこそ、その医院に合った形で、
子どもが安心して自分の身体を感じられる関わりを、スタッフと一緒に育てていくこと。
そこから始められるのではないかと思っています。
歯科医院の院長先生へ
姿勢や身体についてスタッフが学んでも、院内での実践につながらない。
スタッフによって、子どもの身体の見方や伝え方が違っている。
そんなことを感じていませんか。
子どもに伝える前に、まずスタッフ自身が自分の身体で体験する。
その共通体験が、子どもを見る視点や伝える言葉を、院内で育てていきます。
姿勢を入り口にしたスタッフ教育について、現在の院内での取り組みや、感じていることを伺う無料Zoom個別相談を行っています。
どうぞ、まだ考えがまとまっていない段階でもお話しください。

