子どものボディアウェアネスを育てる環境づくり 〜小学校での講演を終えて〜

先日、小学校からご依頼をいただき、学校保健委員会で講演をさせていただきました。

テーマは「姿勢」。

児童・保護者・教職員あわせて約160名の皆さんにご参加いただきました。

姿勢についての講演というと、

「背筋を伸ばしましょう」

「正しい姿勢を身につけましょう」

そんな内容を想像されることが多いかもしれません。

けれど私がお伝えしたかったのは、姿勢の形そのものではありません。

自分の体を感じること。

呼吸を感じること。

そして、自分の体を味方にすること。

そのための入口です。

当日は体育館で、実際に椅子に座ったり、立ったり、寝転んだりしながら体験を進めました。

子どもたちはとても素直です。

「今、どんな感じ?」

と聞くと、

「さっきと違う」

「呼吸しやすい」

そんな言葉が自然に返ってきます。

知識を覚えるよりも先に、

自分の体の感覚を体験すること。

それが子どもたちのボディアウェアネスにつながっていくのだと思います。

講演の最後には、保護者の方から感想をいただきました。

その中で印象的だった言葉があります。

「どうせまた姿勢を良くしなさいって話だと思っていました。」

正直な感想だと思います。

姿勢の話というと、多くの人がそう感じるのかもしれません。

けれどその方は続けて、

「人生100年時代に、こういうことは大事だと思いました。」

と話してくださいました。

その言葉がとても嬉しく、今も心に残っています。

体のことを知ることは、

体を管理することではなく、

体との関係を育てること。

私はそう考えています。

講演後には学校の先生から、

「次は先生たちにもお願いしたいです。」

という嬉しい言葉もいただきました。

子どもたちのボディアウェアネスを育てるためには、

子どもだけでなく、

その周りにいる大人たちの状態や関わり方も大切です。

これからも、

子どもが「自分の体はダメだ」という物語を抱えずに成長できる環境づくりに関わっていけたらと思っています。